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炎症性腸疾患(IBD)の患者の糞便から高レベルのマイクロプラスチックが検出される

環境で増えつつあるマイクロプラスチック 最近マイクロプラスチックが話題です。地球上のいたるところに風化したプラスチックの塊が増え、食べ物、空気、水に浸透していると言われます。 中国・南京の研究チームが最近行った調査では、高レベルのマイクロプラスチックが私たちの消化器系で炎症を起こしている可能性が示されました。 炎症性腸疾患(IBD)と診断された52人から採取した糞便には、5ミリ以下のプラスチック粒子が、慢性疾患のないボランティアから採取した同様のサンプルと比較して、約1.5倍含まれていることが判明したのです。 プラスチック粒子の大部分は300マイクロメートル以下であり、ごくわずかな5マイクロメートル以下の粒子も検出されました。研究者たちは、IBDの人たちが、より小さなマイクロプラスチックの破片の割合が高い傾向にあることに気づきました。 さらに、プラスチックの量が多ければ多いほど、IBDの症状も重くなることがわかりました。 日常で摂取してしまうマイクロプラスチック プラスチックの起源を調査したところ、ペットボトルから飲み物を飲んだり、使い捨ての容器で食事をしたりする際に摂取する可能性のある粒子であることが示唆されました。 この研究は観察研究であるため、因果関係を証明するものではありません。マイクロプラスチック負荷の違いが、病気に伴う下痢、直腸出血、腹部けいれんの症状に単独で、あるいは部分的にでも関係しているとはまだ主張できません。 IBDにかかると、食生活に蓄積されたプラスチックの残骸を取り除くのが難しくなる可能性さえあるそうです。 IBDは、腸内の良性物質に対して過剰に反応するトリガーシステムによって生じる定期的な不快感や腸の動きの変化によって特徴付けられる疾患であり、2017年には世界中で700万人が診断されました。 プラスチック粒子がこの連鎖に何らかの形で関与しているかどうかは、これまで完全に明らかにされていません。しかし、動物実験では、マイクロプラスチックへの暴露による副作用の可能性として、腸の炎症が指摘されたことがあるそうです。 そう考えると、マイクロプラスチック粒子への腸内被曝の増加は、ある種の微生物と同様に、腸内を感作して免疫反応を過敏にする役割を果たすかもしれないと想像しても、まったく不思議ではありません。 さらなる研究が待たれる プラスチック廃棄物の増加が、気候から生物種の分布、海洋生物の健康まで、あらゆるものに影響を及ぼしているという証拠が増えつつあります。 プラスチック廃棄物が実質的に無制限に広がっているという現状を考えると、今後さらに人数を増やした詳しい研究が待たれるところです。 参考文献 https://www.sciencealert.com//inflammatory-bowel-disease-feces-found-with-alarming-levels-of-microplastics
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