1980年代、南極上空のオゾンホールの増大で皮膚がんが増えるなどのニュースがありました。1987年のモントリオール議定書で、フロンなどのオゾン層破壊物質の削減・廃止への道筋が定められました。以来、オゾン層は回復しつつあります。下記の図は南極上のオゾン層の量になります。各年の10月平均の南極大陸上空の最小値を示していますが、回復傾向にあり、2075年頃には1980年以前のレベルに戻る予測となっています。
モントリオール議定書は、これまでで最も成功した国際環境協定と言われています。温暖化など、気候変動が叫ばれていますが、まだ改善するチャンスがあることを思わせてくれる例なのではないでしょうか。