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高気圧と豊臣秀吉と三体問題

高気圧と低気圧

高気圧や低気圧はどうしてできるのか?緯度、山脈、海の地形、雲、熱吸収の違いなど複合的に組み合わさって気圧差が生じるという答えになると思います。さらに根源的には太陽光自体が均一の光線ではなく、まだら模様なのだそうです。

砂粒を落としていって、いつ砂山が崩れる現象はカオスで、予測不能だそうです。さらに、その砂粒のサイズがそれぞれ異なると、平均値でならせない要素が増えるでしょう。人がそれぞれ違うように、雪の結晶がそれぞれ違うように、個々の原子も分子も人間が認識できない違いがあってもおかしくないと思います。

予測の精度について

競馬で精度の高い予想をするにはどうすればいいでしょうか?競走馬の優れたデータを手に入れられれば、精度は上がるかもしれませんが、別の考え方としてはゴール直前で予想できれば精度は高そうです。ゴール直前の混戦や落馬のような場合もありますが。


1560年の木下藤吉郎が天下を取るというのは予測できなさそうですが、天下統一目前なら候補も絞られ、予測精度は上がりそうです。バタフライの羽ばたきが台風を起こすことはあっても、その頻度はあまり多くなさそうです。わらしべ長者がしょっちゅう長者になるわけでもなく、農民が天下人にしょっちゅうなるわけでもないでしょう。グーテンベルグ・リヒター則が示すように、マグニチュード9の地震の頻度が多いわけではないのと同様でしょう。

三体問題・多体問題でも近似値である程度解けるのは、複雑系には偏る性質があるためでしょう。しかし、そこにはバタフライエフェクト的、ブラックスワン的、わらしべ長者的なものが潜んでいます。

天気予報と地震予測

天気予報と地震予測の精度が違うのは、天気のほうが予測につながるデータが豊富だからです。大地の下は蓋を開けてみないとわからない部分が多いようです。

KAMUYAI編集部http://kamuyai.com
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